アイアカネ工房を訪ねて


PLACE 01.長崎市雲仙


島原をフェリーで渡った先、小高い丘を登ると

アイアカネ工房があります。

青い海を眺め、緑の木々に囲まれ

時折抜ける風が

とても気持ちの良い場所。



一角には築80 年の大工の棟梁の元屋敷を改装したショップ・喫茶「刈水庵」も。



染め作家の鈴木さんが

愛犬とともに出迎えてくれました。



周りの豊かな木々や畑で取れた植物を原料に

紡・染・織をする。


聞くとこの場所を選んだ当時

古民家と畑を切り開くことから始めたとのこと。



移住を決めて場所を作る。

それはとても大変で覚悟がいることだけど

その選択をした鈴木さんは

ご自身の人生を

かけがえのない贅沢な場所を

手に入れたのだなと感じました。


NaturalDie(植物染め)とは

自然のものなので

当然ながら四季があり

旬もあります。

春はヨモギ

秋は胡桃、、とか


そして植物の効能=ハーブの役割も。

旬の物ほど植物の力は高まり

効能も高くなります。



衣服は「大薬」という言葉があるように、服は薬であり、皮膚から直接薬効を取り込むことを「服用」と言いました。

ナチュラルダイには、天然の植物がもつ栄養素を肌から吸収する効能があります。
カラー毎に持つ作用を色合いと共にお愉しみください。 


衣食住って分けられがちだけど

本来一緒のものだよなぁと

改めて感じたりします。



そうそう、アイアカネ工房さんでは

「食べる藍」

「飲む藍」

シリーズも販売しています。


日本において藍は「染料」としてだけではなく、「薬草」としても古くから身近な植物だったといいます。

江戸時代には、「藍商人(染料屋)たちがお守り袋に藍を入れて持ち歩き、食あたり時に服用して難を逃れた」「藍商人が長州を訪ね、ひと握りのすくも(藍を発酵させたもの)と引き換えにふぐ料理をご馳走になった(すくもを生で食べるとふぐ中毒に効果があるとされていた)」など、藍の薬効を裏付ける文献も数多く残っています。

長崎県雲仙の草木染め工房「アイアカネ工房」では毎年、工房の畑で育てた藍で染料を作っています。染料には葉しか使いませんが、調べてみると藍の薬効は葉以外にも豊富に含まれることが分かりました。
そこで藍の葉だけではなく、これまで有効活用できなかった茎・根・花・種も使ったオリジナル食品を、工房で手作りしてお届けしたいと思います。



armiのTシャツは

オプションにNaturalDie(植物染め)を設けています。


オーダー毎に

アイアカネ工房の染め作家鈴木さんが

手染めを施します。 

1枚1枚、その都度原料から調達して染めるので

同じものはありません。


植物が持つ色は変化していきます。

永久ではありません。

変化を愉しみ、また染め直す。

重ね染めしたらまたより深い味わいが出る。


着古したTシャツも植物染めで蘇ります。

お洗濯は中性洗剤をオススメしています。


育てる服。


色々な角度から衣を愉しんで

自分らしく育てていく。



今後は染めのワークショプや活用法など

もっと広げていきたいなぁ。


長崎、雲仙とっても素敵な場所でした。



 長崎小浜は温泉地としても有名。

温泉の蒸気を利用した蒸し釜料理は

その日水揚げされた新鮮な海鮮食材を選び 蒸してくれる。


写真はうちわえび。身が甘くて美味。 

蒸し釜や
 長崎県雲仙市小浜町マリーナ19-2 
TEL 0957-75-0077



アイアカネ工房では体験教室もあります。

近くに行った際には是非訪れてみてください。 


アイアカネ工房

 〒854-0514 長崎県雲仙市小浜町北本町1012

 TEL: 090-3899-1393

http://aiakane.com

 aiakane@hotmail.com 

OPEN 金・土・日曜日 10:00~17:00



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旅するTEE

旅は人生の縮図である。 世界はこんなにも広く、 自分はこんなにもちっぽけで その中で出会う人や場所・時間の共有は まさに奇跡。 真っ白なTEEシャツを携えて それがどんな繋がりを生んでいくのか armiアーミィによる旅日記をお届けします。

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