はぐれぐも工房

PLACE 02. 熊本 水俣


浮浪雲工房(はぐれぐもこうぼう)

ご夫婦で営む工房です。

旦那様は和紙を漉き

奥様は草木染めや手織り布を制作しています。




工房の歴史は1984年春に

ご夫婦と胎児・幼児性水俣病患者との五人で

紙漉きと機織を始められたそうです。

素材は植物や捨てられゆくもの。

この取り組みは

未来を見据えた先見的な試みだったと思います。



工房開設当初から作り続けてきた伯州綿は、

奥様が毎年種を植え、育て、紡ぎ、現在に至ります。



今回そうして繋がれてきた

貴重な在来種を分けていただくに至りました。



「命を受け取る」


この種には長い年月をかけて繋がれて来た

思いや命が宿る。

この種を大事に育て

増やし広げていく役目を受けたと感じました。



現在日本の綿自給率は0%

これだけ普段コットン素材の服を着ているのに

その事実って驚きですよね。

日本も明治時代の中頃まではほぼ自給自足で賄っていたんです。

それが産業革命以降

外国綿の生産効率や扱いやすさに押され衰退していきました。



オーガニックコットン


これだけ世の中が安心安全を求める中

綿は海外の輸入に頼りきっている現実。



自分たちの手で育てて

経験として

着ている服の原料って実は農作物なんだよって

目で見て手で触れて

知る機会を作っていきたいなと。


今後和綿の団体を何らかの形で作ります。

そこで体験型和綿プロジェクトが開始できたらと思います。

日本のコットンボールは小粒でコロンと丸くて

とっても可愛い。

今年初収穫したコットンボールに是非とも触れて欲しいなぁ




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旅するTEE

旅は人生の縮図である。 世界はこんなにも広く、 自分はこんなにもちっぽけで その中で出会う人や場所・時間の共有は まさに奇跡。 真っ白なTEEシャツを携えて それがどんな繋がりを生んでいくのか armiアーミィによる旅日記をお届けします。

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