はぐれぐも工房
工房の歴史は1984年春に
ご夫婦と胎児・幼児性水俣病患者との五人で
紙漉きと機織を始められたそうです。
素材は植物や捨てられゆくもの。
この取り組みは
未来を見据えた先見的な試みだったと思います。
工房開設当初から作り続けてきた伯州綿は、
奥様が毎年種を植え、育て、紡ぎ、現在に至ります。
今回そうして繋がれてきた
貴重な在来種を分けていただくに至りました。
「命を受け取る」
この種には長い年月をかけて繋がれて来た
思いや命が宿る。
この種を大事に育て
増やし広げていく役目を受けたと感じました。
現在日本の綿自給率は0%
これだけ普段コットン素材の服を着ているのに
その事実って驚きですよね。
日本も明治時代の中頃まではほぼ自給自足で賄っていたんです。
それが産業革命以降
外国綿の生産効率や扱いやすさに押され衰退していきました。
オーガニックコットン
これだけ世の中が安心安全を求める中
綿は海外の輸入に頼りきっている現実。
自分たちの手で育てて
経験として
着ている服の原料って実は農作物なんだよって
目で見て手で触れて
知る機会を作っていきたいなと。
今後和綿の団体を何らかの形で作ります。
そこで体験型和綿プロジェクトが開始できたらと思います。
日本のコットンボールは小粒でコロンと丸くて
とっても可愛い。
今年初収穫したコットンボールに是非とも触れて欲しいなぁ
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