アップサイクルな祭典/工場蚤の市2018
Place_07 Niigata TsubameSanjo
ご無沙汰しております。
慌ただしい日々が続いており、ちょっと間が空いてしまった。。。
いかんいかんですね、
これからは積極的に更新していくぞ〜!!
さて、このところの陽気で
私のお出掛け虫もそわそわしはじめましたww
今回出向いた先は
旦那さんの故郷、新潟。
といっても新潟は地図でもわかるように縦に長〜い地形でして、
上と下では気温も変われば風習や方言も微妙に違っていて
とても面白い土地。
余談ですが、新潟は上越・中越・下越と3つのエリアでわかれているのですが、
北に近い、地図の上の方はどのエリアに当たると思います?
実は北が下越となり、南にむかって中越、上越となるんです。
江戸が中心だったことから、そうなっているんですって!
今回訪れた場所は新潟のちょうど真ん中・中越に位置する
「燕三条」
言わずと知れた金物で世界的にも有名な土地でございます。
今回東京でお世話になっている
@IIDせたがやものづくり学校のご紹介で
姉妹校である@三条ものづくり学校で開催される
「工場蚤の市2018」
に参加させていただきました。
イベントのテーマがこちら
燕三条地域を中心とした工場やクリエイターが出店者となり、あと一歩で商品にならなかったものや工場の隅で眠っていたサンプル品、使わなくなった道具、また、廃材などに手を加え新しい価値を生み出したアップサイクル品などを販売するマーケットです。
うんうん、サステナブルですね〜〜
こんな素敵なテーマのマーケット参加したいにきまってるじゃんじゃん
ということで新潟上陸しましたよ〜
新潟の家族に会えるし、ブランドゆっくり見てもらえるいい機会!
、、、なんてことを考えておりましたら、とんでもございません。
なんと初日から行列。すごい人。
こんなに賑わったイベントだとは。。これは呑気に失礼いたしました!!
とはいえ2日間で
約7800人という沢山のご来場の皆さまに
今回新作で持っていきました
残布を利用したTシャツ
その名も
をご紹介し、大変好評いただき感激至極でございました。
さてこの残布TEEについて少し説明させてくださいませ。
皆さま今の日本の衣料ゴミ事情をご存知でしょうか?
おしゃれなファッション大国ニッポン。
衣料品は年間111万トン消費され、約94万トンが捨てられます。
古着として再利用されるのが14万トン、工業用や原材料として再利用されるのが10万トン、
70万トンがごみとなっています。
これを枚数に換算すると
なんと23億着もの衣類が焼却処分されています。
リサイクル率が極めて低い理由に リサイクル費>焼却費 の金銭的事情も関わっているとか。
アップサイクルとは
サスティナブル(持続可能)なものづくりの方法論のひとつで、従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、 その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする。換言すると、リサイクルによる製品のアップグレードの意味。
そうそう、これなんですよ〜目指すところは。
私もカットソーブランドを営む者として、工場の隅に眠る行き場をなくした迷子布達をどうにかせにゃいかんと日々考えておりまして、
生産過程において出てしまうこの子達を
送り手の一手間、受け取る人の心次第で
互いに気持ちよいアップサイクルな物に変えられるはず。。。
そんな思いで
各工場さんの協力を仰ぎ、試行錯誤しこの度「Zan:p TEE」の販売に至りました。
こちら生地から縫製から全て日本製。クオリティーはお墨付きです。
広く手にとってほしい思いから、原価ぎりぎりのお手頃なお値段で頑張りました!
みんな一緒でなくていい。
みんなばらばらでいい。
はじかれた半端ものは個性豊かで面白い。
残布も出た都度作るのでパックごとに生地の種類が違い
それも一期一会でお楽しみいただけるような逸品です。
新潟でお会いした方々も一期一会。
その時その場所でしか出会えなかった方達。
ご縁ですね〜。
とてもとてもいい経験をさせてもらいました!
新潟の皆さまありがとうございました!!
またお会いできる日を楽しみにしております。
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