SEED CYCLE

新たにスタートしたarmi SEED CYCLE PROJECT

これは私の中でずっと課題としてあった

古着になったその後の話。


自分の生み出したものは

最初から最後まで面倒を見たくなるのは

作り手のエゴとも言えるのかもしれません。


回収した古着を堆肥化した後、土に還し、さらにその土で次のコットンを育てる。

そのコットンを製品化し、販売利益を農業従事者に還元する。

armiの見据える未来に、こんなサークルが描けたらどんなに幸せなことか、

残りの人生をかけて挑んでみたくなりました。



まず教えを乞うたのは

日本で13年国産綿を育て続けるカコットン株式会社の鷲尾会長。

かつて綿の一大産地であった兵庫県加古川でコットンを栽培し、

育てることで、休耕地の活用や、B型作業所への就労支援などといった

地域社会の課題へも同時に取り組む。

一緒になって動いてくれている生産チームには

株式会社喜多農機代表で無農薬自家栽培米「神喜舞」生産農家の喜多さんと

音楽やストリートカルチャーを発信する地元ショップFactory no.079のシンゴさんが

中心となって現地の畑を管理してくれています。

この一連の話をとりまとめてくれたのが

いの一番に相談したお相手、

唯一無二のデニム製作所Haruhitoのケンケンさん。

さらに仲間達もあつまって種まきをした5月。

同時期に川崎の西山さんの畑と鎌倉のアトリエ前にも種を蒔きました。



初年度の今年は実験的な側面もあって

Tシャツ堆肥での土作りや

カラーコットンを含む綿を複数種植えてみたり、

直播と苗ではどうちがうかを観察してみたり、

間引きは必要か?水やりは?とか...

実際育ててみるとマニュアルには載っていない側面が見えてきて

日々の成長を見守る感覚は、

まるで子供を育てる気持ちとリンクしする部分もあって

植物って本当面白い。


1粒の種から芽吹き、

やがて実をつけ

私たちはその恩恵をうける。

ただ無償で与える様は

儚ささえ感じる程に尊い。

自然は与え合い成り立っている。


途中台風や雨風に倒れてしまったり

害虫に見舞われたりのトラブルもあったけど

先日無事収穫の日を迎えました。


収穫した喜びはもちろんだったけど、

コットンを育てていく過程での

心境の変化は大きな学びとなった。

これはきっと

人それぞれに感じ、思うことは違うし、

体感でしか得ることはできない。

そして、それこそが何よりのGIFT。


来月12/3(日)には川崎の西山さんの畑で

お子様向けの収穫体験とワークショップを開催します。

申込詳細はこちらから

https://www.instagram.com/p/CzTkGQ2Lhzp_D15rvEX_BT6LuQXmnyBEWmajsw0/?img_index=1


今年収穫したコットンは

これから糸を紡いで、製品へとバトンは続きます。

自分の育てたコットンが入った製品を身につけることは

きっと特別な体験になるはず。


SEEDCYCLEは参加型プロジェクトなので、

ご興味のある方はいつでもご参加くださいね。

https://armi.tokyo/?pid=173946106

instagram @armi_seedcycle












旅するTEE

旅は人生の縮図である。 世界はこんなにも広く、 自分はこんなにもちっぽけで その中で出会う人や場所・時間の共有は まさに奇跡。 真っ白なTEEシャツを携えて それがどんな繋がりを生んでいくのか armiアーミィによる旅日記をお届けします。

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